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ニチボーの塩害研究所

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そもそも、塩害ってなに???

塩害とは

少しでも『錆(サビ)』についてお分かりいただけるようにブログを更新していきます。

身近にある錆という存在。単純に錆といっても実は結構複雑で分かりづらい分野です。

このブログ記事を覗きに来られた方は少なからず錆にご興味があるのではないでしょうか。

化学式などを使わずになるべく分かりやすい説明に挑戦します!

第一回目は『そもそも、塩害ってなに???』について

弊社の製品は『耐(重)塩害仕様』になりますので、まずはそこからご説明します。

塩分が金属に錆を引き起こす理由は、塩分が水と反応することで金属の腐食を促進するためです。
塩(特に塩化ナトリウム)は吸湿性が高く、周囲の水分を引き寄せます。
このため、金属の表面に付着した塩分は、大気中の水分を集めて薄い塩水の膜を形成します。
この塩水は電解質の役割を果たします。電解質は、イオンを自由に動かすことができる液体であり、
金属の腐食を進行させる電気化学反応を助けます。

ね?かなりかみ砕いたつもりですが分かりづらいですよね?

例えば、このブログの読者の方が海辺の家に住んでいるとしましょう。
家の近くには砂浜があり、そして海からは塩風が吹いてきます。
海からの風には微量の塩分が含まれています。
この塩分が風に乗って家のあらゆる金属の表面にも付着します。
それらは最初は目に見えないほどの小さな塩分の粒ですが、日々の積み重ねで金属の表面に塩分が溜まっていきます。
そこで先述の通り塩分の力により錆が発生してしまうのです。

塩害の対策方法として

  1. 洗浄:定期的に金属部分を洗浄することが有効です。特に塩分が付着しやすい部分を重点的に洗い流します。
    ただし水分も錆の原因の一つになりますので、むき出しの金属部分にある水分はふき取るなどして取り除いてください。
  2. 防錆(ぼうせい)処理:防錆剤を塗布することで金属部分の錆を防ぐことができます。
  3. カバーの使用:車や自転車、バイクといった車両等にはカバーで覆うといった手段があります。
    直接潮(塩)風が当たるのを防ぐことができます。ただ、残念なことに塩分の流入はそれだけでは防げないので上記1.2.の処理をすることが有効な手段となります。
    塩害を防ぐには手間が掛かるということです。

このように、塩害は長期間にわたって物質に影響を与え、最終的にはその性能や寿命を大きく損なうことになります。
適切な対策を講じることが重要になるわけです。

沖縄県は四方を海に囲まれた小さな島です。日々、塩害という強敵と攻防戦が続いています。

錆だけでなく『伝える力』にも挑戦してみますので筆者の成長も併せてお楽しみください。

次回のテーマは塩害対策をもう少し深掘りしてみようかと思います。

ぐぶりーさびたん、またやーさい(失礼しました、またね~)

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